カプチぶろぐ

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100円ショップで揃える最小限の防災セット

最近、定期的に震度4以上の揺れを日本各地で観測しているね。

自宅備蓄以外で最小限の防災グッズは準備しているかな?
今回リクエストをもらって最小限の防災セットをアレンジしたんだよね。

www.kapuchiblog.com

先日、Twitterで以下をつぶやいたところ

「100円ショップで揃えられるような最小限の防災セットを用意したい」

とリクエストをいただいたため早速アレンジさせていただきました。

  

今回の最小限の防災グッズアレンジは以下の状況を想定しています。

 

  • 夜間の地震
  • 津波の危険性あり
  • 秋から冬にかけた気温が低い時期
  • 最初の揺れを感じてから高台(学校やマンション等高層階への避難場所)へ避難し、避難した場所で数時間から半日を過ごす
  • 自分の体+αとなる最小限の防災セット

 

限定的なシチュエーションですが、

いくつものシチュエーションを組み合わせていくことで

自分だけの防災グッズが出来あがっていきますのでご参考までにご覧ください。

※一番最初の大きな揺れを感じた直後に身ひとつプラスαとなる最小限の防災セットです。

※本防災セットのみでは中長期的な非難は困難です。

※他の防災士や防災機関などの記事もご参考の上、ご自身で防災グッズをカスタマイズしていただけますと幸いです。 

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 100円ショップで揃える最小限の防災セット10点

今回アレンジしたのはこの写真にあるものたちです。

この写真に写っているグッズに+αとして3点追加しています。

これらのグッズのうちヘッドライトと鈴以外はウエストポーチ内に仕舞います。

 

ウエストポーチはクローゼット内ではなく

リビングや寝室など

有事の際すぐに手に取れるところに置いておくようにしましょう。

ウエストポーチとスマートフォンを持って逃げられるようにしておくのがベストです。

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1.ウエストポーチ

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必要最小限のものを入れるにはチャック付きの袋。

両手が自由に使えて体にピタッとつくのはウエストポーチ一択となります。

#斜めがけバッグなどは紐が長いと袋が遊んでしまう(動いてしまう)ため危険も伴います。

また、追加でリュック等を背負うに邪魔になる場合があります。

 

釣りをする人が使用するベストも良いのですが

100円ショップでは購入できなかったためこちらをセレクトしました。

2.ヘッドライト

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夜間の避難に使用するライトです。

こちらもウエストポーチと同じく

両手が自由に使えるようにするためヘッドライトをセレクトしています。

 

お子さんやペットやお年寄り等の手を引いたり

さらに別の避難グッズを持ったり

自転車で避難したりすることを想定してください。

 

避難には予想だにしないことが起こりうるため

できるだけ両手が自由な状態を保つことが大切です。

 

液漏れしてもいいので電池はあらかじめ入れておきます。

 

また、ウエストポーチ内にしまうのではなく、

すぐに首または頭に装着できるようにしておくことがポイントです。

袋から出すという少しの手間も省けるようにしておきましょう。

※下記写真のヘッドライト(Litom)とウエストポーチ(100円ショップ)は筆者の私物です。

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3.乾電池

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こちらの乾電池はヘッドライトで使用するためのものです。

残った乾電池はウエストポーチに入れても入れなくても構いません。

4.携帯トイレ

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 数時間から半日の間、

室内ではないところで避難された場合

生理現象としてのトイレは避けられません。

 

特にマンション等の外廊下へ避難の場合はトイレ問題が発生します。

 

携帯トイレを用意しておくことをおすすめします。

袋状になっておりそれだけで使用できるものがおすすめです。

 

洋式トイレに被せて使用するタイプもありますが

洋式トイレがないと使用できないため

どのようなタイプか確認してからの購入を推奨します。

 

「東京マグニチュード8.0」というアニメが2009年に放映されていました。

こちらのアニメの第4話で携帯トイレが使用される描写がありますので

ご覧になることで少しはリアリティを感じられるかもしれません。

Amazon Primeでも現在配信中のためよければご覧ください。

5.アルミニウムブランケット

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秋から冬にかけての寒い季節に屋外で長時間を過ごす場合

アルミニウムブランケットが役立ちます。

 

大きさの割にはしっかりと防寒できますので

一枚カバンに入れておくのでもよいでしょう。

 

さきほど紹介した携帯トイレの使用時に目隠しとして使用することもできます。

6.エアークッション

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こちらは長時間避難となった場合に使用できます。

地面に座る時にお尻に引いたり

体調が優れなくなった際、横になる時に頭に当てたりすることができます。

 

特に足腰に痛みがある大人やお年寄りの方たちは

ひとつ持っておくと良いかと思います。

 

包装は不要のためエアクッションのみ取り出して

ウエストポーチに入れておきましょう。

7.鈴

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前回の記事ではホイッスルを紹介したのですが、

ホイッスルは救助要請段階で必要なものとなります。

 

避難段階では不要と考えたため鈴をセレクトしました。

 

ウエストポーチの外側の部分につけて、

歩くたびに音がなるようにしておきます。

 

またラベル部分が反射板となっているため

少量の光でも居場所がよくわかります。

 

夜間でライトが切れた時も

鈴の音色を頼りにお互いの位置や無事を確認することができます。

 

ホイッスルと違って振動で音が鳴り、

口をふさぐことがない=会話ができるというメリットがあります。

 

鈴の音色も自然にはない音のため

何かあった時は鈴を鳴らすことで自分の位置を知らせることができます。

8(+α).ジップロックに入れた現金と連絡先と常備薬

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◆現金

ジップロックに現金をいれておきます。

1000円札数枚、10円と100円硬貨数枚。

それぞれ安全が確認できてから帰宅または避難所へ行くまでに飲食物の購入で使用したり、

公衆電話で使用したりするための現金です。

 

特に10円と100円硬貨は公衆電話で使用できるため多めに入れておくことをおすすめします。

 

◆連絡先

連絡先は家族やパートナーなど

緊急時に連絡をとらなければならない人の連絡先のうち覚えていないものを記載しておくとよいでしょう。

おすすめは家族やパートナーの職場の名刺をもらい裏面を使用することです。

裏面には他の家族の連絡先や

災害用伝言ダイヤルの簡易マニュアルを記載しておくことをおすすめします。

 

◆常備薬

最後に常備薬が必要な人は忘れずに携帯できるようにしておきましょう。

津波の場合は家が流されたり、

津波がなくとも家が倒壊している場合があります。

薬の服用が必須の方のうち

1時間でも1回でも服用に間が空くと命が危ない方もいます。

そのため忘れずにどこかしこにでも入れておくことを癖づけをしていきましょう。

9.飴やチョコなど

口にポンと放り込める飴やチョコを2~3個

ウエストポーチ内に入れておくと良いです。

 

適度な糖分はエネルギーにつながります。

10.(+α).印刷したハザードマップ

どこに逃げなければならないかを把握するために

オフラインで使用できる紙のハザードマップを用意するとよいです。

まずは自宅や職場等該当の地域だけで構いません。

 

市区町村のホームページでダウンロードが可能です。

 

さらにしておくと良いのは

例えば自宅や職場から一番近い高台(マンションや学校等)がどこかを調べ

実際に歩いてみてどれくらいの時間がかかるか一度計測するようにしてください。

お散歩程度の気軽な感じで構いません。

 

今回、最低限の防災セットをアレンジするにあたり

依頼者の代わりに筆者は徒歩と自転車で

ハザードマップに一番近い高台として指定されてる

避難場所までの所要時間を計測しました。

 

計測結果を依頼者へ報告したところ

依頼者たちの予測時間と大きくずれていることが判明しました。

(依頼者はより短時間で避難できると予測していた。)

 

なお、ヒアリングで教えてもらった

自治会等で指定されていると避難場所へも向かいましたが

色々と問題があるような気がしてなりませんでした。

 

筆者が気になったのは以下の三点です。

  1. 自治会指定の避難場所はハザードマップでは避難場所として指定されていない
  2. 避難場所へ入場するには施錠された扉を誰か(不明)が解錠する必要がある
  3. 高台としては目視でも低い場所である

なぜ自治会がそこを避難場所として

地域住民に共有しているのか疑問に感じました。

こちらの件は該当自治会にヒアリングをさせていただきたいと思っています。

 

以上、100円ショップで揃える最小限の防災セットのご紹介でした。

 

普段の生活にプラスαとなるような防災に。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました!