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【新型コロナウイルス備忘録】映画「感染列島」をAmazonプライムビデオで観ました

Amazonプライムビデオで映画「感染列島」観たよ。

「感染列島」は昔レンタルDVDで観て以来だったね。
昨日、映画「復活の日(Virus)」を観て「感染列島」も見直したけど
こちらの方が今の日本の状況に即しているような気がするね

昨日Amazonプライムビデオで観た「復活の日(英題「Virus」)」。

www.kapuchiblog.com

「復活の日(「Virus」)」を観てどんよりした気分になったものの

やはり同じテーマの映画が観たくなってしまい

過去に見たことのある「感染列島」を観直しました。

 

妻夫木聡と檀れい、国仲涼子などが出演していた映画です。

 

最初に観たのは映画館ではなくレンタルDVD。

当時映画館に行くという習慣がなかったため

早くレンタル開始しないかなと心待ちにしていた記憶があります。

 

昨日見た「復活の日(英題「Virus」)」よりも

今の日本や世界の状態に近いのではないかなというのが改めて本日観た感想です。

 

公開当時の2009年は豚由来の新型インフルエンザが流行したそうです。

こう見ると何年かの周期で地震や台風、大雨

そして感染症パニックが起こっているのですね。

 

騒動が収まると忘れてしまうのが人間のサガ。

 

改めて観直した「感染列島」を勝手にレビューしました。

ネタバレも含みますので読み進める方はご注意を。

全体満足度  ★★★★★ 5点

約2時間18分の映画です。

 

妻夫木聡と国仲涼子が好きだったことと

医療に興味があったことから

当時観たくてたまらなかった映画でした。

 

10年経った現在でも違和感なく観ることのできる映画でした。

ウイルス描写のCGが使われているのですが

テレビ番組(医療スペシャルなど)で見るような描写のため特にこちらも違和感なしでした。

 

新型コロナウイルスが流行している現状と重ねて見てしまうこの映画。

 

 

パンデミックによる人々の不安を不必要に煽り過ぎない映画であると筆者は感じたため

ゆるやかな注意喚起としては良い映画なのではないかと思っています。

 

【あらすじ】

ある日風邪の症状を訴える男性が

パートナーの女性(池脇千鶴)に付き添われ都内の病院へ受診に来ます。

医師(妻夫木聡)が検査したところインフルエンザ検査が陰性であったため自宅療養となります。

 

しかし翌日容態が悪化し再来院すると、

目や口から血を流して帰らぬ人となります。

ウイルスによる全身感染とも言える多臓器不全を起こしていたのです。

第一感染者とみられる男性が受診した病院内で院内感染が広がります。

 

そして東京から全国へ感染者が拡大していく中

時期を同じくして都内の養鶏所で大量の鶏が死亡したことから

世間は新型インフルエンザ(鳥インフルエンザ)を疑います。

 

日本が大混乱へ進み始めた時、

WHOからある村の感染拡大の封じ込めに尽力した

医者(檀れい)が第一感染者が受診した病院へ派遣されます。

 

 

satanic virusと呼ばれていたウイルスはいつしか

BLAME(ブレイム:神の責め)と世界から呼ばれるようになりました。

 

首都圏の交通機関は職員の罹患による人手不足から麻痺し

様々な社会機能が失われ、許可証がなければ他県へ移動できない地域封鎖も発生します。

 

風邪の症状があっても重篤患者の診察が最優先のため

軽症者と判断された人は自宅療養のトリアージを言い渡され

病院も市民も大混乱に見舞われます。

 

病院は新型インフルエンザ(鳥インフルエンザ)として対処するも

努力むなしく感染は広がる一方でした。

なぜならこの感染は新型インフルエンザ(鳥インフルエンザ)ではなく

未知のウイルスによるものだったからです。

 

そしてこの未知のウイルス、

実は冒頭で第一感染者として来院し亡くなったパートナーの女性(池脇千鶴)の父親(医者)がある島国から持ち込んでしまったものでした。

ある島国に生息するコウモリを媒介したウイルスだったのです。

 

女性(池脇千鶴)は一時帰国した父親(医者)が体調不良だったこと

海外の発展途上国で医療従事していたことなどから

この関係性に薄々感づいていましたが恐れから言い出せずにいました。

 

第一感染者がなくなってから約20日経過した頃

医者(檀れいと妻夫木聡)が何も語らない女性(池脇千鶴)を訪ねます。

そこで初めて女性から父親(医者)が感染源ではないかということが語られます。

 

このパンデミックの原因が

未知のウイルスであることがわかったものの

対処療法しかできない現状は感染が広まる一方です。

 

医者(妻夫木聡)はもう1人の医者(藤竜也)と感染源と推測された島国へ調査へ行きます。

そこで森の奥でウイルスに罹患しながらもぎりぎりの状態で生きている住人たちを見つけます。

 

この島国では未知のウイルスによるパンデミックが起こっていたのですが

島国で養殖事業をしていた企業がその事実を隠蔽するため

感染者や住居などを焼き払い口外されないようにしていたのでした。

 

そして女性(池脇千鶴)の父親(医者)は

この島国に近い所に住んでいたことから

島国へ渡り自分も感染し命を落とすまで生き残った人々へ医療を施していたのでした。

 

医者(妻夫木聡)は検体を日本に持ち帰り、

同行した医者(藤竜也)は島国に残りウイルスの発生源を探し

島国の森の奥にある洞窟に生息するコウモリがウイルスの発生源であることを突き止めます。

 

しかしウイルスの発生源を突き止めてもワクチンができるまでは

やはり対処療法しかできずその間も多くの人が帰らぬ人となってきます。

 

ワクチンができるまで唯一の方法として

ウイルス罹患者のうちの回復者から採取した血清を使用する方法もありますが認められていない方法であるため公に使用ができません。

 

そして第一感染者死亡から約半年後にワクチンが完成し

未知のウイルスによる猛威は終息を迎える。

という話です。 

 

あらすじばかりなりましたが、筆者はこの映画好きです。

 

特に現在の日本、世界を見ているようで

少し怖いですがどうにかなるのでないかという希望も持てる内容でした。

 

軽症者の自宅療養や買占め騒動、政府の会見の描写は

これって映画じゃなくて現実では?という 

まさに今を映し出しているような錯覚さえ持ってしまう「感染列島」。

 

医療現場での苦悩や政府、それを取り囲む市民など

色々な側面が観れて今の状況の役に立つのではないかなと

感じた映画となりました。

 

「感染列島」の劇中の日本では最終的に

2011年1月4日に第一感染者が出て

ワクチンによる終息が認められた半年後の2011年7月12日までの期間に

感染者:3,950万人

死亡者:1,120万人

というようなテロップが出ていましたが、

最後のシーンは日常の様子が映し出されているものでした。

 

映画という想像の世界の出来事ですが

今の現実と少し似通っている部分もありちょっと不安にもなりました。

早く元の日本に、そして世界に戻るといいですね。

 

以上、勝手に映画レビューでした!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!